将来性が高いブリッジSE

ブリッジSEは、他国や他業界と合同でプロジェクトを進めていくためになくてはならない職種だ。
その主な仕事は、それぞれのチームが円滑に意思疎通し、効率的に業務を行うための橋渡しだ。
そのため、国際的な活動に力を入れている企業に必要とされることが多く、国際化の流れに伴って求人が増加し続けている状態だ。

これらの事実から見ると、ブリッジSEはこれからも継続的に求人が増加すると見込まれている職種だということが分かる。
しかし、日常で取り扱う自然言語が異なる者同士で構成された国際的なチームをうまく回していくためには、相応の知識や経験が必要だ。
そのために、即戦力になるブリッジSEの数が足りなくなっているのが現状だ。

ブリッジSEは、開発コストの削減やオフショア開発の増加に伴い、国際化の流れを受けて誕生した新しい職種だ。
しかし、社会の中での認知度はまだまだ低く、現場で活躍できるほどの人材が育っていないケースが多い。
それに加え、仕事には重大な責任が課せられることが多いのも1つの要因だろう。
1人の失敗がプロジェクトの根幹を揺るがすような大きな間違いに繋がりかねないため、きちんとした人材が育つには時間がかかる。
そのため、企業側からすると、優秀な人材を確保しようとして、好条件の求人を出さざるをえなくなる。
だが見方を変えると、数が少ないために競争率が低くなり、好条件の職に就きやすくなる。
つまりブリッジSEとは、グローバルプロジェクトに関わりたいと考えている人にはうってつけの、将来性の高い職種と言えるだろう。